髪の毛についてのコラム

皮脂は不要なのか?

皮脂は本当に不要なのか、について解説したいと思います。皮脂はみなさんに嫌われていますが、実は皮脂は私達人間にとって必要な存在なのです。皮脂はニキビや毛穴の詰り(抜け毛)などの原因でとても嫌われていますが、皮脂はお肌を守ってくれているバリア的存在なのです。

皮脂は必要

皮脂とは皮脂腺から分泌される脂の事で、私たちの頭皮を紫外線や雑菌から守ってくれているのです。しかし、皮脂の過剰分泌はさまざまな原因を引き起こしてしまうので嫌われがちです。ですが、皮脂が全くなくなってしまうと、バリアが無くなるのでお肌を守る事ができなくなるのです。

皮脂の過剰分泌によって起こる症状

  • ニキビ
  • お肌の黒ずみ
  • 毛穴のつまり(抜け毛)
  • 臭い
  • 顔のテカリ
  • 脂性になる

皮脂の過剰分泌によって上記のような事が起こってしまいます。これらのようなマイナスイメージしか持っていない方もたくさん居ると思うのですが、実は皮脂だけの原因で上記のような事が起こっているのではないのです。例えば、食生活での偏りや、正しいシャンプー・洗顔ができていない等の原因もあるのです。特に脂質を多く含んだ食事が好きな方は注意が必要でしょう。

皮脂は私達の皮膚(頭皮)を守る為のバリア的存在なのです。皮脂は汗と混ざり皮脂膜を形成して皮膚を紫外線や雑菌などから守ってくれています。それから、皮膚内部の水分を外に逃がさない為の保湿機能もあるのです。ですから、洗顔やシャンプーなどで必要以上に皮脂を洗い流してしまう事は、とても危険なのです。

皮脂は皮脂腺から分泌されて、大気中の雑菌やほこりが頭皮などに付着して毛穴のつまりや臭いの原因となってしまうのです。そして人間の皮膚は次々に皮膚が生まれ変わって新しくなります。そして古くなった皮膚は角質化されて剥がれていきます。この際に角質が皮膚に留まってしまうとニキビの原因になったり、黒ずみの原因になります。

皮脂と上手にお付き合いする為には、バランスのとれた食生活と、正しいシャンプーの方法が必要になってきます。皮脂は不必要なものでは無く必要な物なのです。人間の体は不必要なものは分泌しないようにできているので、不必要な筈がないのです。ただ過剰に分泌してしまうとニキビや毛穴のつまりで抜け毛の原因になったりすのです。ですから、皮脂と上手くお付き合いする事が重要になってくるのです。

毛周期と意外と知らない髪の毛の役割

髪の毛には毛周期があります。毛周期はヘアサイクルとも言われていますが、この毛周期が乱れ始めると抜け毛が増えたり、薄毛になったりします。毛周期についてと髪の毛の役割について説明します。

髪の毛の毛周期

髪の毛には毛周期(ヘアサイクル)があります。私たちの髪の毛は、この毛周期に合わせて生えては抜けてを一生繰り返しています。成長期で髪の毛が成長して、退行期には成長が止まり、休止期には抜け落ちてしまいます。この毛周期には個人差があり一般的には男性が2~5年、女性が4~6年と言われています。

毛周期(ヘアサイクル)

成長期 髪の毛を成長させる時期で、毛母細胞が分裂を繰り返し行っています。成長期は約2~6年と言われていて、髪の毛全体の85~90%を占めています。
退行期 成長を終えた毛球部が縮小をはじめていく時期で、髪の毛を成長させていた毛母細胞の分裂が減少していきます。退行期は約2~3週間程で髪全体の約1%程度です。
休止期 毛母細胞の活動が止まり、髪の毛が頭皮にとどまっているだけの状態です。そして、自然に髪の毛が抜け落ちます。休止期の期間は2~4ヶ月で10~15%程度です。


シャンプー時やブラッシング時によく抜ける髪の毛が退行期や休止期にある髪の毛と言えます。このような時に髪の毛が抜けるのはごく自然で、1日に約60~100本程度は抜けるのが普通です。しかし、100本以上抜けると言う方は薄毛専門のクリニックに相談した方が良いでしょう。脱毛が多い方は毛周期が乱れている可能性が高く、育毛剤などの力ではどうする事も出来ないような状況になっている場合があります。毛周期の乱れの原因は主にホルモンバランスの崩れが疑われるので、一刻も早く専門のクリニックに相談するようにしましょう。薄毛は今の技術だと早期に対処する事で、元通りフサフサになる事が可能です。しかし、少しでも遅れてしまうと、元に戻る事は厳しくなるでしょう。あまりにも脱毛が酷いと感じた時がクリニックに相談するべきタイミングです。

意外と知られていない髪の毛の役割

髪の毛にはあまり知られていない重要な役割があります。髪の毛が無くなると恥ずかしいと思っている方がほとんどですが、実はそんなに簡単な問題ではないのです。髪の毛は人間にとってとても重要な役割を担ってくれているのです。

髪の毛は紫外線から頭皮を守っている

紫外線は皮膚の大敵です。紫外線を浴び続けると、皮膚がんや皮膚疾患等になる場合があります。髪の毛は私たちの頭部を紫外線から守る為に生えているのです。髪の毛が薄くなると、大切な頭皮を紫外線から守る事ができなくなってしまうのです。頭皮を紫外線から守る為にも髪の毛は重要な存在なのです。

髪の毛は衝撃から頭皮や脳を守っている

髪の毛は、クッションのような役割を果たしてくれています。髪の毛があると転倒時に頭をぶつけても、たんこぶができる程度で済みますが、髪の毛がないと切り傷が付いたり損傷が激しくなってしまいます。髪の毛は体の一部であり、ヘルメット的な役割を果たしてくれるので、とても重要なのです。

髪の毛は熱などから脳を守っている

髪の毛がある事によって高温・低温から脳を守ってくれています。脳は人間にとって最も重要な臓器の1つなのです。脳は熱などに非常に弱く、髪の毛が無いと脳を守る事ができなくなってしまいます。髪の毛は脳を守る為に必要な存在なのです。

髪の毛は感覚器・触覚器的な働きがある

髪の毛は感覚器や触覚器のような働きがあります。髪の毛は小さな刺激に反応して私達に危険を知らせてくれる機能があります。実は毛根は知的伝達神経と繋がっていて、あらゆる危険信号を知らせる役割を担っているのです。自分の体を危険から守る為にも髪の毛は必要な存在なのです。

髪の毛は有害な成分を体外へ排泄して体を守っている

毎日の食事で少なからず有害物質を摂取している可能性があります。体に有害な成分は「水銀・カドミウム・ヒ素・鉛・銅」等です。これらの有害成分は、日々の食事から極少量ですが摂取しています。しかし、髪の毛・体毛・汗などを通して、体外へ排泄しているのです。ですから、安全と言えば安全なのですが、髪の毛が無くなる事によって排泄機能が低下してしまうのです。すると内臓に負担がかかってしまいます。そうならない為にも髪の毛は必要な存在なのです。

いかがでしょうか?髪の毛の毛周期が乱れると抜け毛が増えて薄毛になってしまいます。毛周期はホルモンバランスの乱れが主な原因となっていますので、毎日の抜け毛の量が尋常じゃない場合や、心当たりがある方は一刻も早くクリニックに相談するようにしましょう。また髪の毛の役割についても解説しましたが、髪の毛はあなたの身体を守っているヘルメットのようなものなのです。ですから、髪の毛を大切にして、抜け毛が進行しているのならクリニックでまずは無料カウンセリングなどを受けてみて、抜け毛・薄毛の原因を確かめる事から、はじめてみてはいかがでしょうか。

髪の毛を生成する重要な要素

私達の髪の毛を生成するのに必須と言われている三大要素があります。「たんぱく質」「亜鉛」「ビタミン」が髪の毛には必要不可欠な成分で、日々の食生活をバランスよくする事で、それぞれを摂取する事ができます。髪の毛はたんぱく質から生成されていると言う事は多くの方が理解している事だと思うのですが、その重要なたんぱく質の種類や、どの様な食材から摂取できるのかと言う事まで把握している人は少ないと思います。たんぱく質と聞けばまず第一に思い浮かぶのは肉ですけど、肉ばかり食べていると栄養が偏ってメタボになり、皮脂の過剰分泌で薄毛になってしまいます。

髪の毛を生成する三大要素

髪の毛を生成する三大要素の詳細について以下で解説致します。これらはどれも髪の毛の生成、育毛に必要な成分になりますので、意識しながら摂取するように心がけましょう。

たんぱく質

髪の毛の主成分はたんぱく質です。たんぱく質は健康な髪の毛を生成する上で最も重要な栄養素となります。一般的にはアミノ酸が重要だと言われていますが、このアミノ酸がたんぱく質を生成するので、アミノ酸もたんぱく質も同じと言う認識で良いと思います。アミノ酸はたんぱく質として存在していて、お肉などを食べるとアミノ酸に分解してから吸収します。そのアミノ酸を利用して人間に必要なたんぱく質を作っているのです。また、たんぱく質には動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2種類があります。

動物性たんぱく質は「肉・魚・卵」で、植物性たんぱく質は「豆腐・納豆」等の大豆製品です。これらの2種類のたんぱく質をバランスよく摂取する事が良いのですが、今回は抜け毛や薄毛を大前提にしているので、大豆類の植物性たんぱく質を優先的に摂取するようにしてください。動物性たんぱく質の場合、内蔵脂肪が付きやすく、肝機能や消化器系の機能が低下する為血行不良を招いてしまうのです。血行不良は髪の毛の天敵です。ですから、抜け毛や薄毛でお悩みの方は、髪の毛に良いイソフラボン豊富な大豆類を多目に摂取するようにしてください。

アミノ酸から成るたんぱく質ケラチンについて

ビタミンの吸収力をあげる亜鉛

髪の毛の主成分であるたんぱく質を合成する為に必要になってくる成分が「亜鉛」です。亜鉛とはミネラル成分の一種で、三大要素の中では一番不足がちになる栄養素です。亜鉛は主に「肉類・魚類・穀物」に含まれています。その中でも特に亜鉛を多く含んでいる食材が「牡蠣・牛肉」です。ですが、牛肉ばかり食べると肥満になるし、毎日のように牡蠣ばかりを食べる訳にもいきません。そこで亜鉛をてっとり早く摂取すると言う方法なのですが、「サプリメントなどの健康食品」を毎日服用すると言う事です。サプリメントを利用する事で、亜鉛も十分に摂取できますし、他の栄養素も一緒に補う事ができるので、最も効果的と言えるでしょう。

頭皮環境を整えるビタミン

ビタミンは頭皮環境を整えてくれるので、髪の毛の生成・成長には必要不可欠です。ビタミンと一言で言っても種類が多くどのビタミンを摂取すれば良いのか迷ってしまうと思います。そこで、以下に髪の毛にとって良いビタミンをご紹介しますので、是非参考にしてください。

ビオチン

ビオチンとはあまり聞きなれない言葉ですが、ビタミンB群の一種で「ビタミンB7」や「ビタミンH」と言われる事もあります。髪の毛の成長にはこのビタミンB群は欠かす事の出来ない存在なのです。ビオチンの役割は、血管を太くする働きがあるので、頭皮の毛細血管を太くする事ができます。毛細血管が太くなると、新陳代謝が活発になり、頭皮の血行促進に繋がります。血液の流れが良くなると頭皮環境が整い髪の毛の成長を促進してくれます。また、コラーゲンを生成する働きがあるので美容的にも注目されているビタミンなのです。ビオチンは、血管を太くする効果の他に、髪の毛を太くする効果もあるので、髪の毛が細くて悩んでいる方は、普段からビオチンを摂取していると良いでしょう。

ビタミンB2・B6・E・C

髪の毛成長に必要なビタミンは「B2・B6・C・E」です。ビタミンB2・B6は代謝活性化させる働きがあり、毛母細胞の細胞分裂を活発化させてくれます。髪の毛は毛乳頭が栄養素を受けとり、毛母細胞が細胞分裂を活発に行う事で、成長する事ができます。つまり、髪の毛の成長にはB2・B6は欠かす事の出来ないビタミンと言う事になります。

またB2・B6は頭皮の皮脂の分泌量を調整してくれる働きもしてくれます。皮脂の過剰分筆は毛穴を詰まらせ髪の毛の成長を妨げます。それから皮脂の分泌量が少なすぎるとフケが発生したり、痒みが出たり、抜け毛の原因になったりもします。ですから、ビタミンB2・B6が不足すると皮脂の分泌量の調整をする事ができなくなるので、抜け毛が増える原因になってしまうのです。こうならない為にもビタミンB2・B6は極力摂取するようにしましょう。

それから、ビタミンEは血管を拡張させる働きがあります。つまり血行不良を解消してくれると言う事です。髪の毛は成長するのにたくさんの酸素と栄養素が必要になってきます。その栄養素を髪の毛に運ぶのが血液なのです。ですから、血行不良を起こしてしまうと、髪の毛に十分な栄養素が届かなくなってしまうのです。すると毛母細胞が細胞分裂をしなくなるので、髪の毛の成長が止まり抜け落ちてしまうのです。ですから、血液の流れをよくする為にビタミンEを摂取するようにしましょう。そしてビタミンC
なのですが、ビタミンEと一緒に摂取する事でビタミンEの吸収力が高まります。ですから、ビタミンCとEは一緒に摂取する事をおすすめします。

ビタミンB2・B6・E・Cの種類

髪の毛の仕組み

一般的に知られていないと思うのですが、髪の毛は皮膚の一部が変化したものです。皮脂腺や汗腺と一緒に胎児の発育と共に発生して、皮膚の発生に伴って生まれてきます。そして角化の形成が進行して1本の髪の毛となります。

髪の毛が生える仕組み

髪の毛が生えるメカニズムは、まず初めに毛包が形成される事によって始まります。毛包は胎児の時に皮膚が陥没して形成され、その下に毛母細胞があり、毛母細胞が栄養を受ける事によって細胞分裂を起こし髪の毛が生成されて成長していくのです。髪の毛の成長に必要な栄養素は18種類のアミノ酸から成るケラチンと言うタンパク質です。このケラチンは日々の食事やサプリメントなどで摂取する事が可能で、血液によって頭皮の毛細血管へ運ばれ、毛乳頭へ届きます。ですから、髪の毛の成長は血液の流れが悪いと著しく低下してしまうのです。つまり、血行不良は抜け毛・薄毛の原因という事です。

それから、髪の毛には毛周期(ヘアサイクル)があります。髪の毛は毛母細胞が刺激を受けて細胞分裂を起こし髪の毛が太く長く成長していきます。成長期間は男女で異なり、男性で3~5年、女性の場合は4~6年と言われています。毛周期は「成長期→退行期→休止期」の順になっていて、生えては抜けてを一生繰り返します。成長期は髪の毛がどんどん成長している時期で、退行期は成長が止まっている状態です。そして休止期に入ると、自然と抜け落ちてしまいます。この休止期に入る頃には古い毛の下で新しい毛が発生しています。

頭皮や毛穴の状態が健康であれば、古い髪の毛が抜け落ちた後は、すぐに新しい髪の毛が生えてくるのですが、ホルモンバランスが乱れていたり、ストレスが原因で毛周期が乱れている可能性がある場合は、生え変わりの作業がスムーズに進めない事があります。このような状態になってしまうと抜け毛が増え、薄毛になってしまうのです。髪の毛には1本1本のヘアサイクルがあり、それぞれが独自に生え変わっていきます。

それから言うまでもないのですが、髪の毛は加齢と共に変化していき、徐々に毛が細くなっていきます。生まれたての赤ちゃんや10歳以下の場合は細くて柔らかい髪の毛ですが、10歳を越えたあたりからしっかりとした太い髪の毛に変化します。成人の毛表皮は乳児や幼児のものと比較してみると、厚みが約倍ほどあります。つまり、乳児や幼児の毛表皮は薄く、髪の毛が成人男性よりも細いという事です。

一般的に私たちの髪の毛は毎日60~100本程脱毛を繰り返し行っています。髪の毛は1つの毛穴から3~5本程髪の毛が生えています。そのうちの主毛以外の毛は3~6年前後の周期で脱毛と発毛を繰り返し行っています。ですから、髪の毛が自然と抜け落ちる現象は普通の事なのです。1日に100本程抜ける事は一般的な事なので心配は不要ですが、毎日100本以上の髪の毛が抜け落ちると言う方は、一刻も早く薄毛専門のクリニックで相談するようにしましょう。